自我の特許はとれるか

世界で最も普及しているソフトウェアは何かといったら、自我である。記憶や能力や性格や性別や、個人の間の相違は非常に多く大きく存在するが、誰も彼もたいていのヒトは同じ働きの、同じ構造の、自我というものを持っている(とする)。Windowsだろうが何だろうが、60億以上のハードで動作している一つのソフトウェアというのは他にない(たぶん)。ハードとなるヒト脳の増加率は低下しているが、依然素晴らしい速度で増加し続けている。

しかもその機構や原理は未だ多くの部分が謎に包まれている。本当のところソフトウェアといっていいのか、あるいは本当に存在しているのか、何かの勘違いや思い込みではないのか、クオリアとか量子脳とか受動意識とかやら何やら渦巻く暗黒大陸である。

だから、フロンティアである。もし、自我に関して、他に先んじて何らかの権益を持つことができれば、それは莫大な富をもたらすことになるだろう。



とか何とか書いてみたけれど、特許はモノの構造自体じゃなくて技術や方法の実施に権利を持つものだから(しかも新規性が必要)、現状の"自然な"自我には権益は持てそうに無いことがわかった。ダメぽ。(特許 - Wikipedia)

じゃあ使用許諾で個別に契約するような著作物の形で配布して…(何を?)