奇妙なオタク

オタクは遍在する――NRIが示す「5人のオタクたち」 (1/2) - ITmedia NEWS

野村総合研究所オタク市場予測チームがオタクの特性を分析したという。
市場価値とかはさておき、気になるのはこれだ。
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/0510/06/yu_nri_02.jpg
オタクとは魂を重力に引かれた人々だったのだ!

でまあ、それもさておき、理想像に惹きつけられた人々は、無限の時間が経過した後にはそれぞれの惹きつけられ方(入ってくる軌道)によって決まった周回軌道を描いているはずだ。エネルギーを発しても落ち込むこともないらしいし(散逸があって降着円盤とかジェットとか出来てもおもしろい)。

それに対して、一つの理想像にこだわらず、ふらふらと理想像の間を巡りつづけるような人々もいるかもしれない(情報高感度マルチオタクの一部?)。その彼らの内の2人が同時期にある理想像に接近したとしても、その後の彼らの遍歴は時間経過と共に全く相関がなくなっていくだろう。彼らは単一の理想像に囚われていないが、別のものに囚われている。それはストレンジアトラクターだ。そんな人たちは奇妙なオタクと呼べるかもしれない。呼んでもたいして意味はないが。

でまあ、それはグレッグ イーガンの"軌道の放浪者"にインスパイアされたものですと。