性犯罪者の再犯率

病院の待合室で久しぶりにテレビを見ていたら、ザ!情報ツウという番組内で、住田裕子弁護士が「性的衝動から来る犯罪は再犯率が高いという結果がどこの国でもでている」というようなことをおっしゃられていた。一語一句覚えているわけではないのだけれど、そういうような文意であったように思う。

これはホントなんでしょうか。どのような情報を元にした発言なんでしょうか、住田センセ。


再犯率再犯者率の混同から来たと思われる、各種マスコミが報じた「性犯罪者の再犯率40%超」という誤報に関して訂正が行われたのかどうかということを調べようとググってみたが、よくわからない。たぶん、ほとんど訂正されていないのではないだろうかなあ…。正月にいっしょにテレビを見ていた母親は、きっとまだ「40%超」の認識のままだ。

テレビやラジオというメディアに乗る情報を検証するというのは、めんどくさい。一番の問題は検索ができないということだろう。技術的になんとかしようという研究はなされているようだけれど、まだハードルは高そうだ。もう一つの問題は基本的に一過性のものだということで、記録しのがした情報は下手すると二度と手に入らない。情報を予測できるものは予約しておける機械が安く手に入るので問題ないが、予測できないものは全メディアを24時間保存しつづけるしかない。それを可能にする機材はまだまだ一般的ではないし、できたとしても第一の問題がここでも出てくることになる。

マスコミを監視するものとしては、放送法の縛りやBROのような組織はあるようだけれど、いまいち能動的ではないようだ。インターネット上にはいろいろあるようだけれど、各論ごとに情報集積が分断されているので、マスコミを監視するという意味では有用さにかけるように思う。ある事項に関して意見を異にする立場の人が共に使えるような社会装置があればいいのではないかと思う。