オープンソースP2P
P2P地震情報も誤情報による攻撃を受けていて対策がめんどくさいらしい。P2Pのシステムは脱中心化の恩恵で耐攻撃性があるのだけれど、実装の仕方によっては弱点ができてしまう。Freenetの場合だとキーフルードだったりWinnyだったりするとクラック版ノードだとか、危機的にはならなくても全体の効率を下げてやることができる。不特定多数と不特定多数をつなぐP2Pにおいて攻撃者の認定や相互与信てのはやっぱり難しい問題で、このへんはDHT使っても変わらないはず…。
思うに47氏はパラダイムシフトだコンテンツ証券だなんだという方向に向かう前に、攻撃者やフリーライダーに強いオープンソースP2Pの開発に向かうべきだったんじゃないだろか。
ちなみに(たぶん)妖精現実さんによってなされたP2Pファイル共有の世代分けに従えば、
- 第0世代: 中央のサーバにファイル実体をアップロード(普通にサバクラ,FTP)
- 第1世代: 中央のサーバにファイルの参照情報を集める(Napster)
- 第2世代: 参照情報の脱中心化(ヌーテラ)
- 第3世代: 参照情報の多重化による脱中心的匿名性の獲得(Freenet,Winny)
であるわけだけれど、誰かはわからないけどどんなソフトが動いてるのかはわかるというノード自体の参照情報を脱中心化して扱うようになるようなものが第4世代として来たりすると面白いなと。