科学技術リテラシー像 2

米国AAASによる"Project 2061"というものを知る。で科学技術リテラシー像というものを日本政府が(も参加して?)作ろうとしているらしいけれども、それはこの"Project 2061"の活動がお手本になっているらしい。(http://subsite.icu.ac.jp/org/science-literacy/scall/scall.html)
Science for All Americansが策定されたのは1990年のようなので、15年以上遅れで始まったことなんですか。ふーん。

科学技術リテラシー像というのは、誰が、いつ、どう策定するのか?ということは科学技術・学術審議会の配布資料に計画が示されている。(これは科学技術振興調整費の研究報告が元になっているみたい)

計画の発端は国際基督教大学の北原和夫先生が文部科学省の科学技術振興調整費から予算を得て始めた「科学技術リテラシー構築のための調査研究」であって、今のところ計画を主に推進しているのは「科学技術リテラシー構築のための調査研究プロジェクト」という組織(?)(国際基督教大学内の?)らしい。計画によればゆくゆくは国立教育策定研究所内部に評議会等の委員会を作り、それらの組織が実際に策定を行うらしい。
が、これらの組織の情報はどうにも見つからない。まだ設立されていないのではないかと思います。(「科学技術リテラシー構築のための調査研究プロジェクト」のメンバーについても、情報が見つからない)というわけで、誰が作るのかということは、まだわかりません。でいいのかな。科学技術リテラシー像策定のスケジュールにおいて、策定の期間として平成18,19年度が当てられているので、実際の策定組織は4月から立ち上がるのでしょうか。
なんだか先行き不透明感を覚えるのは"Project 2061"と比べて見てしまっているから?(科学技術基本計画は5ヵ年計画)(でも何で"Project 2061"がそんなに長期計画なのかというと、ハレー彗星の周期にあわせたから、という)