マルチディスプレイ

マルチディスプレイ機能というのは、複数のディスプレイを使ってあたかも1つの巨大なデスクトップが存在するかのように表示するというWindowsのサポートしている機能である。2台のディスプレイでやるならデュアルディスプレイ環境であるな。Windows98時代からサポートされていたらしいが。自分はかなり最近までこの機能の概念をすら知らなかった。


それを知ってよりあれこれとあって、ノートパソコンでこれを実現してやろうと思いたった。そのために必要なデバイスを探したところ、海連の「サインはVGA」が最も安いのではないかということになった。

マルチディスプレイ USB2.0 ビデオカード サインはVGA 青箱 USB20SVGA

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非力な自分のノートパソコンでは多少もたつくものの、文章作成などには十分有効であり、安価にデュアルディスプレイ環境が得られたことに満足した。しかし今日、他の調べものをしていてMaxiVistaというソフトを知り驚く、別にデバイスは必要でなかったのだ。

http://www.maxivista.jp/

MaxiVistaの基本的な構造は仮想デバイスを作って、そこにOSから描画すべき情報を送らせて、その情報をTCP/IPネット経由で送信して別のPC上のクライアントソフトで受けて表示するというものらしい。グラフィックカードはないけれど、あんまり使ってないPCなら移動先にちらほらある、という自分の使用状況であれば、このソフトだけで十分事足りていたという事だ。

しかしこのネット経由でマルチディスプレイ環境を実現しようというアイディアは素晴らしい。自分ではきっとなかなか思いつかないだろう。どのハードが一番安いか、という前提でデバイスを探していた経験があるだけに、実はソフトで実現できるということに、余計目から鱗の落ちる思いがする。